2022.11.30
「No Virtual Human, No Metaverse」
人がいなくては、メタバースは成立しません。
設備基盤のみ整えて、人がいない町を「ゴーストタウン」と呼びます。
メタバースが「ゴーストタウン」になるか否かを判断するには、3つの側面から評価できます。
1つ目、人のフロー:人は流動的であるかどうか
2つ目、お金のフロー:就職、ビジネスチャンスがあるかどうか
3つ目、生活のフロー:人間のライフサイクルはできているのか、娯楽はあるかどうか。
いくつか世界的に有名な企業が作り上げたメタバースでも、アクティブユーザーが少ないため、お金のフローも、生活フローも生まれにくくなっているものがあります。
さて、そんな中、VTuber産業は盛り上がりを見せています。
集計データによると、日本のVTuberは18,000人を超えています。台湾のみでも2,000人以上存在します。 人気VTuberはおよそ300万〜400万人のフォロワーがいます。 ある調査では、日本の若者(20歳以下)に対して、なぜVTuberが好きなのかを調べた結果、もっとも多い答えとしては、「VTuberは友達といる感覚だから」と回答していましたす。寝室、トイレ等、生活の中でも特にプライベートなの時間でVTuberの動画を見ています。
また、収入について、世界的に人気な10人のYouTuberはスーパーチャットのみで100万〜200万アメリカドルの売り上げを叩き出しています。その10人の中、9人がVTuberです。VTuberは大きなマーケットを作っています。個人でVTuberやっている方が多いと感じているかもしれませんが、実は企業がVTuberを使用しているた事例も増えています。また、Twitchのグローバルヘッドの言葉を引用すると、VTuberのコンテンツは前年比467%の勢いで増加中とのことです。
VTuber産業を前述3つの側面に当てはめて、少しまとめてみましょう。
1つ目:人のフローについて、VTuberはすでに百万単位のフォロワーがいます。
2つ目:お金のフローについて、週、月またはライブのパフォーマンスで収入を得ています。
3つ目:生活のフローについて、VTuberはフォロワーと深い繋がりを作ることができます。
最後にスピーチのタイトルでもあり、結論です。
「創造性豊かなヴァーチャルヒューマンをなくしては、メタバースは何もない空間、だだ荒地である。」